新着情報 |  

アイ・コーポレーション株式会社
贈りたい やさしい地球 未来へと…

What's New


  • ■該当件数2件中<1 ~ 10を表示>

2022.10.25

特許を取得しました‼

炊飯水の生成装置に関連する技術を下記要綱で特許取得しました。

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-80794(P2020-80794A)
(43)【公開日】令和2年6月4日(2020.6.4)
(54)【発明の名称】炊飯水の生成装置及び方法
(51)【国際特許分類】
A23L 7/10 (2016.01)
【FI】
A23L 7/10    B
【審査請求日】令和2年9月24日(2020.9.24)
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2018-223940(P2018-223940)
(22)【出願日】平成30年11月29日(2018.11.29)
(71)【出願人】
【識別番号】318013123
【氏名又は名称】アイ・コーポレーション株式会社

(74)【代理人】
【識別番号】100081673
【弁理士】 【氏名又は名称】河野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100141483
【弁理士】 【氏名又は名称】河野 生吾
(74)【代理人】
【識別番号】100166659
【弁理士】 【氏名又は名称】楠 和也

(72)【発明者】 【氏名】石原 洋二
【テーマコード(参考)】 4B023
【Fターム(参考)】
4B023LC02    4B023LE11
4B023LK01    4B023LP10
4B023LT60


請求の範囲

(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
炊飯用の水である炊飯水を生成する炊飯水の生成装置で、炊飯対象の米である対象米の成分若しくは物性値、該対象米の種類、該対象米の産地若しくは該産地の水又は該対象米の生育に実際に用いた水の少なくとも何れかを含む情報である米情報を取得する米情報取得手段と、前記米情報又はそれによって取得可能になる情報に基づいて水の成分又は物性値の調整を行うことにより前記炊飯水を生成する生成手段とを備えた炊飯水の生成装置。
【請求項2】
前記米情報取得手段は、対象米の成分若しくは物性値を検出する米情報検出手段、前記米情報が記憶されたバーコードの情報を取得するバーコード情報取得手段、前記米情報が記憶されたICタグの情報を取得するICタグ情報取得手段又は前記米情報検出手段、前記バーコード情報取得手段若しくは前記ICタグ情報取得手段を有する他の機器とネットワークを介した通信を可能とする通信手段から、前記米情報を取得するように構成された
請求項1に記載の炊飯水の生成装置。
【請求項3】
前記生成情報には、米の産地毎に、その産地の米に適した炊飯水の情報が格納される産地用データテーブルの少なくとも一部の情報が含まれ、
前記米情報には、前記対象米の産地の情報又は該産地を推定可能とする情報が含まれた
請求項3又は4の何れかに記載の炊飯水の生成装置。
【請求項4】
前記生成情報には、米の種類毎に、その種類の米に適した炊飯水の情報が格納される種類用データテーブルの少なくとも一部の情報が含まれ、
前記米情報には、前記対象米の種類の情報又は該種類を推定可能とする情報が含まれた
請求項3又は4の何れかに記載の炊飯水の生成装置。
【請求項5】
前記生成手段は、電気分解によって、水のミネラル成分又は物性値を調整する
請求項1乃至6の何れかに記載の炊飯水の生成装置。
【請求項6】
前記生成手段によって調整可能な水の前記ミネラル成分には、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、塩化物イオン、硝酸イオン、炭酸イオン又は硫酸イオンのうちの一又は複数の種類のイオンが含まれるものとしてもよい。
請求項7に記載の炊飯水の生成装置。
【請求項7】
前記生成手段は、電気分解によって、水の硬度又はpHの少なくとも何れか1つを調整する
請求項7又は8の何れかに記載の炊飯水の生成装置。
【請求項8】
炊飯用の水である炊飯水を生成する炊飯水の生成方法であって、
炊飯対象の米である対象米の成分若しくは物性値、該対象米の種類、該対象米の産地若しくは該産地の水又は該対象米の生育に実際に用いた水の少なくとも何れかを含む情報である米情報を取得する米情報取得工程と、
前記米情報又はそれによって取得可能になる情報に基づいて水の成分又は物性値の調整を行うことにより前記炊飯水を生成する生成工程とを有する
炊飯水の生成方法。


詳細な説明

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、炊飯用の水である炊飯水を生成する炊飯水の生成装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
美味しい米を炊くためには、適切な量の炊飯水を用いて適切な火加減で米を炊くことが重要であることは勿論のこと、どのような炊飯水を用いるかも非常に重要である。このような観点から、予め定めた複数種類の成分である対象成分が所定の割合で含有された炊飯水を生成する炊飯水の生成方法が公知になっている(例えば、特許文献1を参照。)。
【0003】
上記文献の技術では、炊飯水が含有される各対象成分の割合がそれぞれ所定範囲内になるように設定している。例えば、ナトリウム及びマグネシウムの濃度が30〜70ppmの範囲に設定され、カルシウム及びカリウムの濃度が0.1〜6ppmの範囲に設定される。
【0004】
しかし、米の状態は、その種類(例えば、銘柄や品種)や産地によって異なり、常に一定ではないので、各対象成分の割合を画一的に定めた場合、所定の状態の米では美味しく炊ける一方で、それ以外の状態の米では美味しく炊けない場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】 特開2002−369659号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、炊飯用の水である炊飯水を生成する炊飯水の生成装置及び方法であって、米の産地や種類等に応じて適切な炊飯水を生成することが可能な炊飯水の生成装置及び方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の炊飯水の生成装置は、炊飯用の水である炊飯水を生成する炊飯水の生成装置であって、炊飯対象の米である対象米の成分若しくは物性値、該対象米の種類、該対象米の産地若しくは該産地の水又は該対象米の生育に実際に用いた水の少なくとも何れかを含む情報である米情報を取得する米情報取得手段と、前記米情報又はそれによって取得可能になる情報に基づいて水の成分又は物性値の調整を行うことにより前記炊飯水を生成する生成手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
前記米情報取得手段は、対象米の成分若しくは物性値を検出する米情報検出手段、前記米情報が記憶されたバーコードの情報を取得するバーコード情報取得手段、前記米情報が記憶されたICタグの情報を取得するICタグ情報取得手段又は前記米情報検出手段、前記バーコード情報取得手段若しくは前記ICタグ情報取得手段を有する他の機器とネット
ワークを介した通信を可能とする通信手段から、前記米情報を取得するように構成されたものとしてもよい。
【0009】
前記米情報によって取得可能になり且つ前記炊飯水を生成する際に利用される情報である生成情報を取得する生成情報取得手段を備え、前記生成手段は、前記生成情報に基づいて水の成分又は物性値の調整を行うことにより前記炊飯水を生成するように構成されたものとしてもよい。
【0010】
前記生成情報取得手段は、前記生成情報が記憶された自身の記憶部、或いは前記生成情報が記憶された記憶部を有する他の機器とネットワークを介した通信を可能とする通信手段から取得される情報と、前記米情報とにより、前記生成情報を取得するように構成されたものとしてもよい。
【0011】
前記生成情報には、米の産地毎に、その産地の米に適した炊飯水の情報が格納される産地用データテーブルの少なくとも一部の情報が含まれ、前記米情報には、前記対象米の産地の情報又は該産地を推定可能とする情報が含まれたものとしてもよい。
【0012】
前記生成情報には、米の種類毎に、その種類の米に適した炊飯水の情報が格納される種類用データテーブルの少なくとも一部の情報が含まれ、前記米情報には、前記対象米の種類の情報又は該種類を推定可能とする情報が含まれたものとしてもよい。
【0013】
前記生成手段は、電気分解によって、水のミネラル成分又は物性値を調整するものとしてもよい。
【0014】
前記生成手段によって調整可能な水の前記ミネラル成分には、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、塩化物イオン、硝酸イオン、炭酸イオン又は硫酸イオンのうちの一又は複数の種類のイオンが含まれるものとしてもよい。
【0015】
前記生成手段は、電気分解によって、水の硬度又はpHの少なくとも何れか1つを調整するものとしてもよい。
【0016】
一方、本発明の炊飯水の生成方法は、炊飯用の水である炊飯水を生成する炊飯水の生成方法であって、炊飯対象の米である対象米の成分若しくは物性値、該対象米の種類、該対象米の産地若しくは該産地の水又は該対象米の生育に実際に用いた水の少なくとも何れかを含む情報である米情報を取得する米情報取得工程と、前記米情報又はそれによって取得可能になる情報に基づいて水の成分又は物性値の調整を行うことにより前記炊飯水を生成する生成工程とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
炊飯対象の米である対象米の米情報を取得し、この米情報又は該米情報により取得可能になる情報に基づいて水の成分又は物性値の調整を行うことにより前記炊飯水を生成するため、対象米の産地や種類等に応じて適切な炊飯水を生成できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明を適用した生成装置の構成を概略的に示す概略図である。
【図2】制御部の構成を示すブロック図である。
【図3】産地用データテーブルの構成を示す一覧表である。
【図4】種類用データテーブルの構成を示す一覧表である。
【図5】図1及び図2に示す生成装置を用いた炊飯水の生成方法の処理手順を示すフロー図である。
【図6】他の実施形態に係る炊飯水の生成方法のフロー図である。
【図7】他の実施形態に係る生成装置の構成を概略的に示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1は本発明を適用した生成装置の構成を概略的に示す概略図である。炊飯水の生成装置(以下、単に「生成装置」)1は、水道管等の原水管Pからの水である原水を生成装置1のケース1a内に供給するか否かを開閉によって切換えるとともに単位時間当たりの水の供給量の増減を開度調整によって行う水栓2と、該水栓2から導入されてくる原水の中の残留塩素やトリハロメタンや細菌等を活性炭や中空糸膜等の作用によって除去する浄水部3と、該浄水部3で浄化された水である浄水にグリセロリン酸カルシウムや乳酸カルシウム等を付与して該水の導電率を高めるカルシウム供給部4と、該カルシウム供給部4によって導電率が高められた水である対象水の成分、硬度及びpH等の調整をして炊飯水を生成する生成部6とを備えている。
【0020】
水栓2と浄水部3とは配水管の一種である供給管7によって接続され、該供給管7を介して前記原水が浄水部3に供給される。ちなみに、浄水部3は、交換可能な図示しない浄水カードリッジによって主要部分が構成されている。浄水部3とカルシウム供給部4とは配水管の一種である浄水管8によって接続され、該浄水管8を介して前記浄水がカルシウム供給部4に供給される。カルシウム供給部4と生成部6とは配水管の一種である導入管9によって接続され、該導入管9を介して前記対象水が生成部6の内部に導入される。
【0021】
生成部6は、導入管9からの対象水が導入される電解槽11と、該電解槽11に一対の電極室12,13が形成されるように該電解槽11を仕切る隔膜14と、電解槽11内に供給された水に浸漬され且つ一対の電極室12,13にそれぞれ配置された電極16,17とを備えている。電解槽11に供給される対象水は、一対の電極16,17に印加される電圧によって電気分解され、その成分が調整されて炊飯水になる。
【0022】
一対の電極16,17の間には電力供給回路18によって電力が印加される。この電力供給回路18は、一対の電極16,17の間に印加する電圧の値及びその向きを切換えることが可能である。印加する電圧の向きの切換について詳細に説明すると、一の電極16である第1電極を陰極とし且つその他の電極17である第2電極を陽極とする状態と、第1電極16を陽極とし且つ第2電極17を陰極とする状態との切換を、電力供給回路18によって行うことが可能である。
【0023】
ちなみに、電気分解によって、陰極側の電極室では、水酸化物イオン及び水素が発生し、アルカリ性が強くなってpHが上昇する一方で、陽極側の電極室では、水素イオン及び酸素が発生し、酸性が強くなってpHが減少する。また、電解槽11内の水の中に含まれるプラスイオンであるカルシウムイオン、マグネシウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン等は、陰極側に吸寄せられる一方で、マイナスイオンである塩化物イオン、硝酸イオン、炭酸イオン及び硫酸イオン等は、陽極に吸寄せられる。
【0024】
すなわち、電気分解の進行度合いと、それに伴う水中の各種の成分の濃度や構成比率とについては、pHの値が検出できれば、ある程度の精度で、把握可能である。さらに、水の硬度もカルシウムイオン濃度及びマグネシウムイオン濃度から算出可能であるため、pHの値を検出することにより、ある程度の精度で、把握可能である。
【0025】
このように、電気分解によって成分、pH及び硬度が調整されることにより生成された水である炊飯水は、吐出管19から吐出される。ちなみに、吐出管19は、第1電極16側の電極室12である第1電極室に接続されている。言換えると、この第1電極室12で炊飯水が生成される。
【0026】
一方、第2電極17が配置された電極室13である第2電極室の内部の水は、配水管の一種である排水管21から外部に排出される。排水管21の途中には、電気信号によって開閉切換及び開度調整可能な電磁弁22が設けられ、この電磁弁22の開閉によって、第2電極室13から外部への水の排出の有無が切換えられる。
【0027】
なお、導入管9は、2つの電極室12,13に向かってそれぞれ分岐している他、排水管21側に向かっても分岐し且つ該分岐部分が排水管21における電磁弁22よりも上流側部分に接続されている。このため、導入管9を流動する対象水の内、電解槽11に導入されない分は、排水管21から外部に排出され、その排出の有無の制御も電磁弁22によって実行される。
【0028】
この電磁弁22の開閉切換及び開度調整や、電力供給回路18による一対の電極16,17の電圧の方向切換及び電圧値の調整等の制御は、マイコン及びRAM等から構成され且つケース1a内に収容された制御部23によって実行される。この制御部23には、各種情報を記憶する記憶部24が内蔵されるとともに、ネットワーク40を介した他の機器との有線又は無線による通信を可能とする通信手段26が入出力可能に接続されている(図2参照)。
【0029】
ちなみに、浄水部3と、カルシウム供給部4と、生成部6と、供給管7の水栓2側の端部以外の部分と、浄水管8と、導入管9と、吐出管19の生成部6側の端部と、排水管21の排出側の端部以外の部分と、電力供給回路18と、制御部23と、通信手段26、水状態検出手段29と、流量検出手段31とは、前記ケース1aの内部に収容されている。
【0030】
図2は制御部の構成を示すブロック図である。制御部23は、出力側に接続された電力供給回路18と、上述した通信手段26の他、各種操作を行う操作手段28a及び各種情報を表示する表示手段28bが一体化されたタッチパネル28が入出力可能に接続され、さらに、この制御部23の入力側には、生成部6の電解槽11の第1電極室12内の対象水の状態を検出する水状態検出手段29と、水栓2から供給される水の量を検出可能なように浄水管8の中途部に設けられた流量センサ等の流量検出手段31と、炊飯対象の米である対象米に含まれる成分又は物性値等を検出する米情報検出手段32と、1次元バーコード又は2次元バーコードのバーコード情報を読取るバーコードリーダ又はカメラ等のバーコード情報取得手段33と、ICタグの情報を読取るICタグリーダ等のICタグ情報取得手段34とが接続されている。
【0031】
タッチパネル28は、例えば、ケース1aの外面の正面側に配置されている。
【0032】
水状態検出手段29は、本例ではpHセンサから構成され、対象水のpHの値によって、該対象水が所望の状態に変化して炊飯水になっているか否かを検知可能である。なお、対象水に含まれる所定の成分を直接的に検出するセンサによって水状態検出手段29を構成してもよい。
【0033】
米情報検出手段32は、対象米の成分又は物性値の情報を、米情報として検出する。検出対象の成分である対象成分は、例えば、各種のミネラル成分(具体的には、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム等)や、水溶性若しくは不溶性の食物繊維や、各種のビタミンや、水分や、たんぱく質や、脂質や、炭水化物等が考えられる。また、検出対象となる物性値である対象物性値は、例えば、対象米の色、表面粗さ、光沢度若しくは硬度等や、炊飯後に推定される対象米の色、表面粗さ、光沢度、硬度若しくは粘り等が考えられる。米情報検出手段32は、対象米に含まれる複数の各対象成分の含有率等の値や、該対象米の複数の各対象物性値を検出する。
【0034】
ところで、米情報検出手段32の検出精度等に起因して、米の対象成分又は物性値の少なくとも一方を正確に検出できない場合、他の機器の一種である情報端末50に搭載された高精度な米情報検出手段51によって、該対象米の各対象成分又は物性値の少なくとも一方を検出し、その検出結果を、米情報として、ネットワーク40を介し、制御部23に送信してもよい。
【0035】
また、情報端末50は、対象米の各対象成分又は各物性値を、収穫時や出荷時等の任意のタイミングで予め検出しておき、その検出結果を、前記米情報として、ネットワーク40を介し、他の機器の一種であるサーバ60に事前に送信しておいてもよい。サーバ60は、受信した米情報を、自身の記憶部61の記憶領域の一部に確保された米情報格納領域61aに記憶させる。制御部23は、対象米の米情報が必要になった場合、サーバ60にアクセスして、対象米の米情報を取得する。
【0036】
ちなみに、サーバ60の米情報格納領域61aには、収穫場所や時期毎に複数の米情報が記憶されているので、対象米の米情報に正しくアクセスするためには、該サーバ60にネットワーク40を介してアクセスするための情報(例えば、IPアドレス)と、該サーバ60の記憶部61の米情報格納領域61aに記憶された情報中から該対象米を正しく特定するための情報(例えば、収穫場所及び時期)とが必要になり、これらの情報がまとめられたアクセス情報が記憶されたICタグ又は該アクセス情報が埋め込まれた一次元若しくは二次元のバーコードが印刷されたシートを、対象米を収容させた包装袋の内部に収容するか、或いは該包装袋の外面に貼付等して該対象米と一体的に搬送させるようにする。
【0037】
このアクセス情報を取得するため、前記バーコード情報取得手段33及び前記ICタグ情報取得手段34が制御部23と接続されている。情報端末50に、バーコード情報取得手段52及びICタグ情報取得手段53を設け、該情報端末50から、ネットワーク40を経由して、対象米の米情報へのアクセス情報又は該対象米の米情報自体を、制御部23に送信してもよい。
【0038】
なお、ICタグに記憶させる情報又はバーコードに埋め込む情報それ自体に、該対象米の米情報を含めてもよい。
【0039】
そして、前記制御部23は、対象米の米情報に基づいて、該対象米の産地又は種類(例えば銘柄)等を推定するカテゴリ分けを行う。このカテゴリ分けを、ディープラーニング等の学習アルゴリズムを用いて実行してもよい。
【0040】
美味しい米を炊くための炊飯水に含まれる一又は複数の各対象成分(具体的には、ミネラル成分であり、さらに詳細には、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、塩化物イオン、硝酸イオン、炭酸イオン及び硫酸イオン等)と、該炊飯水の一又は複数の各対象物性値(具体的には、硬度及びpH等)とが、上述した通り、定められた前記カテゴリ毎に整理されてカテゴリデータテーブルを構成している。
【0041】
例えば、図3に示す例では、米の産地というカテゴリ毎に、該米を美味しく炊くことを可能とする炊飯水の各対象成分及び各対象物性値の情報が整理されたカテゴリデータテーブルである産地用データテーブル24aが用いられている。この産地用データテーブル24aにおいて対象米が分類されたカテゴリ(産地)に格納された情報は、該対象米を美味しく炊くことを可能とする炊飯水(その産地の米に適した炊飯水)の各対象成分及び各対象物性値等の情報から構成された生成情報になる。この生成情報が、対象米に適した炊飯水の生成の際に利用される。なお、ICタグやバーコードを利用する場合、この米情報に、対象米の産地の情報自体を含めることも可能である。
【0042】
ちなみに、例えば、米の産地が判明した場合、この産地の天然水や農業用水を使用すると、美味しい米を炊くことが可能になる。このような観点から、各産地の米に好適とされる炊飯水が、各産地の天然水や農業用水等の水であるものとみなし、該水の情報(具体的には、各対象成分の含有率、硬度及びpH等の各対象物性値)を設定してもよい。
【0043】
また、図4に示す例では、米の銘柄等の種類というカテゴリ毎に、該米を美味しく炊くことを可能とする炊飯水の各対象成分及び各対象物性値の情報が整理されたカテゴリデータテーブルである種類用データテーブル24bが用いられている。この種類用データテーブル24bにおいて、対象米が分類されたカテゴリ(種類)に格納された情報は、該対象米を美味しく炊くことを可能とする(その種類の米に適した)炊飯水の各対象成分及び各対象物性値の情報から構成された生成情報になる。
【0044】
なお、この生成情報を構成するカテゴリデータテーブルは、米の産地や種類のみに限定されるものではなく、人工知能等が判別可能な独自のカテゴリ分けを行ったものを用いてもよく、そのカテゴリ毎に適した炊飯水の情報を格納し、有益な生成情報を構築する。
【0045】
図2に示すように、この生成情報である産地用データテーブル24a、種類用データテーブル24b又はその他のカテゴリデータテーブルは、制御部23(自身)の記憶部24の一部に、その記憶領域が確保されているが、同図に仮想線で示す通り、これらの記憶領域を、サーバ60の記憶部61に確保してもよい。この場合、サーバ60の記憶部61の産地用データテーブル61bや種類用データテーブル61c等のカテゴリデータテーブルにアクセスするための情報(アクセス情報)を、制御部23が取得する必要があり、このアクセス情報は、上述したICタグ又は一次元若しくは二次元バーコードに含めてもよい。ちなみに、この生成情報へのアクセス情報は、対象米の米情報が格納されたICタグ又は一次元若しくは二次元バーコードに含めてもよいし、或いは別途設けられたICタグ又は一次元若しくは二次元バーコードに含めてもよい。

【0046】
そして、制御部23は、対象米の米情報を利用して取得された生成情報とに基づいて、生成部6によって、上述した原理により、該対象米に適した炊飯水を生成する。具体的には、電気分解によって、対象水の各対象成分の含有率の調整と、各対象物性値である硬度及びpHの調整とを行い、好適な炊飯水を生成する。
【0047】
図5は図1及び図2に示す生成装置を用いた炊飯水の生成方法の処理手順を示すフロー図である。制御部23は、まず、通信手段26と、米情報検出手段32,51と、バーコード情報取得手段33,52と、ICタグ情報取得手段34,53と、記憶部61等との内の何れか一又は複数を介して、対象米の米情報を取得する米情報取得工程を実行する。この米情報取得工程が、米情報取得手段を構成している。
【0048】
制御部23は、米情報取得工程の実行後、対象米が該当する産地又は種類等のカテゴリを、該対象米の米情報を利用して判定し、記憶部24,61に格納された産地用データテーブル24a,61b又は種類用データテーブル24b,61c等のカテゴリデータテーブルを参照し、該カテゴリデータテーブル中から該対象米のカテゴリに該当する生成情報を、抽出して取得する生成情報取得工程を実行する。この生成情報取得工程が、生成情報取得手段を構成している。
【0049】
制御部23は、生成情報取得工程の実行後、該生成情報取得工程で取得した生成情報に基づいて、生成部6により前記対象米と同一のカテゴリの米に好適な炊飯水を生成する生成工程が実行され、全ての工程が終了する。この生成工程は、生成手段を構成している。
【0050】
以上のように構成される炊飯水の生成装置及び方法によれば、対象米の個々の特性に応じて、該対象米を美味しく炊くのに適した炊飯水が、個別に生成できる。
【0051】
なお、ICタグ又はバーコードに格納させる前記米情報を、対象米の各対象成分や各対象物性値の情報ではなく、該対象米の産地又は種類等の、カテゴリデータテーブルのカテゴリ分けに対応させた情報に設定してもよい。この場合、対象米の米情報、該対象米が該当するカテゴリを推定する手間が省略され、処理の簡略化が可能になる。
【0052】
次に、図6に基づき、本発明の他の実施形態について上述の形態と異なる部分を説明する。
【0053】
図6は他の実施形態に係る炊飯水の生成方法のフロー図である。上述の形態では、まず対象米の米情報を取得し、この米情報から該対象米に好適な炊飯水の情報が含まれた生成情報を取得し、この生成情報に基づいて、炊飯水を生成していたが、米情報自体に、炊飯水の情報を含めることも可能である。
【0054】
例えば、米情報として、前記対象米の産地の天然水や農業用水等の水、或いは該対象米の生育に実際に用いた水を含め、これらの水と比較して、各対象成分及び各対象物性値が近くなるか、或いは同一若しくは略同一となる炊飯水を生成するようにしてもよい。
【0055】
この場合、図6に示す通り、生成情報取得工程が省略され、米情報取得工程の実行の直後に、生成工程が実行されることになる。
【0056】
次に、図7に基づき、本発明の他の実施形態について上述の形態と異なる部分を説明する。
【0057】
図7は他の実施形態に係る生成装置の構成を概略的に示す概略図である。同図に示す生成装置1は、電気分解による各種の調整によって炊飯水を生成するものではなく、対象成分又は対象物性値の異なる複数の種類の原水を、所定の割合で混合させて、所望の炊飯水を生成するものである。
【0058】
構成の一例について説明すると、この生成装置1は、原水を注入する複数の原水タンク71と、1つの混合タンク(生成部)72と、複数の原水タンク71毎に設けられ該原水タンク71から混合タンク72に原水を供給する供給管73と、混合タンク72の内部の混合水を外部に吐出させる吐出管74とを備えている。
【0059】
複数の原水タンク71には、対象成分又は対象物性値が異なる原水が注入される。複数の各供給管73には、その中の流路を開閉する電磁弁76と、図示しない流量センサとが設けられている。吐出管74にも、その中の流路を開閉する電磁弁77が設けられている。
【0060】
この複数の各電磁弁76の開閉制御及び流量センサの流量検出によって、予め定めた所定の比率で、複数種類の原水を混合し、所望の炊飯水を生成する。混合タンク72で生成された炊飯水は、吐出管74から吐出される。この吐出の有無は、電磁弁77の開閉によって切換えられる。
【0061】
該構成の生成装置1によれば、複数種類の原水を混ぜることのみによって成分調整を行うことが可能であり、簡易的に炊飯水を生成できるため、構成を簡略化することが可能になり、コスト低減が可能になる。





【符号の説明】
【0062】
1 生成装置(炊飯水の生成装置)
1a ケース
2 水栓
3 浄水部
4 カルシウム供給部
6 生成部
7 供給管(配水管)
8 浄水管(配水管)
9 導入管(配水管)
11 電解槽
12 第1電極室(電極室)
13 第2電極室(電極室)
14 隔膜
16 第1電極(陰極,電極)
17 第2電極(陽極,電極)
18 電力供給回路
19 吐出管(配水管)
21 排水管(配水管)
22 電磁弁
23 制御部
24 記憶部
24a 産地用データテーブル
24b 種類用データテーブル
26 通信手段
28 タッチパネル
28a 操作手段
28b 表示手段
29 水状態検出手段
31 流量検出手段
32 米情報検出手段
33 バーコード情報取得手段
34 ICタグ情報取得手段
40 ネットワーク
50 情報端末(他の機器)
51 米情報検出手段
52 バーコード情報取得手段
53 ICタグ情報取得手段
60 サーバ(他の機器)
61 記憶部
61a 米情報格納部
61b 産地用データテーブル
61c 種類用データテーブル
71 原水タンク
72 混合タンク(生成部)
73 供給管(配水管)
74 吐出管(配水管)
76 電磁弁
77 電磁弁
P 原水管

特許証


2022/06/29

ISO27001再認証審査

アイ・コーポレーション株式会社データサービス事業部は、2016年6月に情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の認証を取得し、 情報セキュリティ対策を推進して参りました。

今回、2022年5月にサーベイランス審査(再認証審査)を受け、ISMSが適切に実施、継続的に改善されていることが認められました。
今後も継続的な改善に取り組み、お客様の情報を一層適切かつ安全に取り扱い、信頼されるサービスを提供してまいります。
【認証登録の概要】
登録組織: 株式会社 マネジメントシステム評価センター(MSA)
認証規格: ISO/IEC27001:2013(JISQ27001:2014)
認証番号:MSA-IS-366


お問い合わせご相談はこちら

PageTop

Copyright(C) アイ・コーポレーション株式会社 All Right Reserved.